2018年04月18日

『阪急電車』(有川浩・幻冬舎文庫)の目次&冒頭文

阪急電車 (幻冬舎文庫)





目次 & 冒頭文

西宮北口方面行き――

 ・高田塚駅

   電車に一人で乗っている人は、大抵無表情でぼんやりしている。
   (略)

   その日、征志が宝塚駅から隣り合わせて座った女性は、征志の側から一方的に見覚えのある人だった。


 ・宝塚南口駅

   再開発なんていつかかるのか、という寂れた駅が宝塚南口だ。


 ・逆瀬川駅

   まぁ、かわいらしいこと。
   
   時江は階段の途中に立っていた男女を見て目を細めた。


 ・小林駅

   一体どこがいい駅なのだろう?
   老婦人に勧められて電車を降りた翔子は周囲を見回した。


 ・仁川駅
 
   「だからぁ」
   ミサは笑いながら何度も繰り返した説明をもう一度繰り返した。


 ・甲東園駅

   心意気としては弾丸のつもりの未送信メールを鞄の中に忍ばせ、ミサは電車に揺られていた。


 ・門戸厄神駅

   終点まであと一駅という門戸厄神駅は、年始には臨時便が増発され、特に大晦日は終日運行になるほど賑わう門戸厄神の最寄り駅である。


 ・西宮北口駅

   西宮北口は阪急電車の中でもそれなりに大きなジャンクションである。


そして、折り返し。

宝塚方面行き――

 ・西宮北口駅

   生活沿線である今津線のラッシュのピークは、やはり通勤通学時と帰宅時だ。


 ・門戸厄神駅

   「信じられへん。おばさんってサイテー」
   その呟きは明らかに自分――自分を含めたグループに対するもので、呟いたのは決して地味ないい子ちゃんタイプではなく、いかにも女子大生風の若いオシャレをした派手な娘だった。


 ・甲東園駅

   同じ車両に乗り合わせた派手なおばさん軍団があまりにもうるさかったので、悦子は別の車両に避難していた。


 ・仁川駅
   
   「ね、ほら」
   みんなはゴンちゃん、圭一だけが美帆ちゃんと呼べる彼女は、電車が甲東園を出てからすぐに差しかかる線路の切り通しで斜度四十五度はある斜面を嬉しそうに指差した。


 ・小林駅

   いい駅だから。
   討ち入りの帰りに見知らぬ老婦人に勧められたその駅のある町に引っ越してきたのは、討ち入りが終わった半年ほど後だった。


 ・逆瀬川駅

   あらあら。

   時江は宝塚行きのホームで隣の待ち位置に立っていた若い男女をさり気なく眺めた。


 ・宝塚南口駅

   一風変わったおばあちゃんと孫に別れを告げて、征志は近かった連結ドアから最後尾の車両へと移った。


 ・そして、宝塚駅

   初めて二人で過ごした夜の後、いろんな話をしていろんなことが分かった。


あとがき

解説 児玉清


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posted by aquaqui at 22:23| Comment(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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